IGPC 特定非営利活動法人 母と子の医療を世界に届ける会

IGPC 特定非営利活動法人 母と子の医療を世界に届ける会

団体概要

団体概要

名称
特定非営利活動法人母と子の医療を世界に届ける会
英語名 Initiative for Global Perinatal Care
略称 IGPC
住所
東京都練馬区豊玉上一丁目20番3-501号
電話・FAX
03-3991-0966
E-mail
kodaira@igpc.jp
理事長
小平 雄一 産婦人科医
副理事長
小堀 周作 船橋中央病院周産期母子医療センター産婦人科
理事
平川 英司 長崎みなとメディカルセンター 新生児内科主任医長
山本 嘉昭 東北大学産婦人科
監事
阪口 喜寛 松尾病院 精神科医
設立年月日
令和元年7月8日
所轄庁
東京都
事業内容
途上国における産科超音波を始めとした周産期医療全般の普及事業
途上国における早産児や呼吸障害児等の蘇生法及び管理方法普及事業
途上国における母子保健の状況を広く発信する事業
日本の農山漁村または中山間地域と途上国の地域のつながりを構築・推進する事業
その他目的を達成するために必要な事業

IGPCとは(設立趣意書)

現在、日本に住む私たちにとって出産とは、新しい命と出会う、人生で最も幸せに包まれた瞬間です。しかし、それは、高度な周産期医療により、お母さんたちが安全に分娩でき、赤ちゃんが様々な危険から守られているから、という事実を知っている人は少ないと思います。周産期とは、妊娠22週から生後7日までを意味する言葉ですが、この時期の女性と赤ちゃんに対する医療は近年急速に発展した分野であり、Neontal Intensive Care Unit (NICU)に代表されるように、高度な機械や訓練されたスタッフなどの豊富な医療資源に支えられています。そのような医療のない開発途上国では、お産は常に死と隣り合わせであり、生まれてくる赤ちゃんも、生まれた場所が我々の住む国であれば、なんの障害もなく育っていけるような子達が、数多く命を落としていきます。私たちが当然のように享受している周産期医療の恩恵を受けている人たちは、世界でほんの一握りでしかありません。

 生まれてくる赤ちゃんとお母さんの対面の瞬間は、すべての人々にとって幸せな瞬間であり、すべての人々が平等に享受すべきである、と私たちは信じています。

 開発途上国では、先進国において普通に行われている周産期医療がほとんど普及していません。その理由は単純に、大量に医療資源を必要とする贅沢な医療だからです。しかしテクノロジーの進歩は、今まで高価で専門家にしかできなかった医療サービスを、安価でより簡便なものにすることを可能としています。例えば、今まで高価な医療機器であった超音波診断装置が、スマートフォンで操作可能となり、さらに価格も従来の機種の100分の1程度になってきています。私たちは、安価で軽量な携帯型超音波診断装置を事業対象国に導入し、その信頼性及び診療効果を検証してきました。また、医療従事者が絶対的に不足している途上国でも普及が望めるように、経験の少ない医療従事者でも効果的に習熟できる教育方法も検証してきました。新生児領域では、開発途上国における新生児の死亡原因調査を行っており、その結果に基づき、従来の呼吸補助装置に改良を加えた簡単な装置(continuous positive airway pressure;CPAP)を用いた、新生児蘇生法の普及・教育を行ってきました。このようにテクノロジーの進歩と、ちょっとの創意工夫で、周産期医療は医療資源の有無に左右されずに、どこへでも届けられるものであることを、私たちは証明してきました。

 しかしながら、個々人での活動を主体としていたため、資金や情報が制限され効果的な活動ができていないと認識するに至りました。私たちが団体として活動することで、個々の周産期医療分野での支援活動が活動地域にもたらすインパクトが増大し、事業実施国における医療水準の向上、及びそれに伴う母体・新生児死亡率の低下がもたらされると信じています。私たちは、これらの活動を通して、世界のすべての母親と赤ちゃんが、幸せを育むことができる社会の実現を目指します。